発達障害 原因 治療

学習障害について

学習障害というのは文部科学省が定めている定義では「知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する、または、推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである」とされています。

 

文部科学省では上記のように定義されているので、知的障害には含まれていません。自閉症などとはまた違った障害となっています。学習障害の特徴をおきます。生まれてから成長していく過程で、人は物事を相手にわかりやすく話すことを習得していくことになります。

 

しかし、学習障害は、相手にわかりやすく話すことができません。自分のことなどを説明するのも苦手ではありますが、相手の話すことをよく聞くことも上手くできないし、理解することも困難な症状が現れます。聞きとることそのものにも困難を示すことが多くなっています。

 

ですので、学校など集団で行動を共にする必要がある場合に先生の指示が聞き取れなかったりします。さらに、同時に二つの指示をされるようなことがあると、ますます混乱してしまうことになります。

 

学習障害は基本的に聞くことに集中することができないので。字を読んだり書いたりすることも難しいようです。普通に会話をすることができるのに漢字を読むことができなかったり、文字に誤字脱字が多かったりもします。

 

学習障害には医学的な治療法が現在のところないといわれていますが、何もしなくていいというわけではありません。学校では先生がこの障害の特徴を理解するようにして、ノートの取り方などを工夫していく必要があります。普通学級に入れる程度の軽度な障害の場合は、遅れてもゆっくり時間をかけて学習すれば良いでしょう