発達障害と診断された場合
自分自身や自分の子供が発達障害と診断された場合はかなりのショックを受けることと思いますが、もし、発達障害と診断された場合は、どのような点に注意するとよいのか考えてみましょう。
ほとんどの方の場合は、我が子が発達障害だと診断されたことを受け入れられない状態になります。一般的に我が子に発達障害があるということを受け入れるまでには、五段階の過程を経ることが多いとされています。
「ショック」、「否認」、「悲しみと怒り」、「適応」、「再起」の五段階です。さらに細分化して、十一段階に分けることもありますが、誰でも発達障害の診断を受け入れられないものだといえます。
受け入れるためには、それぞれの段階にどのくらいの期間が必要になるかは、その人により個人差があるので、夫婦の間で異なることも多くなるでしょう。その結果として、夫婦関係が一時的に悪化してしまうことも少なくないので注意しなければいけません。
しかし、子供を守って育てるはずの親が我が子の発達障害を理解して受け入れてあげないと、結果的につらい思いをするのは子供となることを理解しなければいけません。親が我が子の発達障害を否定したり、受け入れなかったことが原因で、思春期や成人してから社会生活を送るのに支障をきたしてしまうこともあります。
親としてまず初めにすることは、我が子の発達障害がどういう症状なのかを知ることが大切です。そして、どのように発達障害の子供と接することが子供にとって良いのかを学ぶようにしましょう。
最近では、発達障害の子供やその親に対するサポート体制も整ってきているので、その点は安心できるでしょう。一人で悩んだりあるいは、夫婦だけで悩むことなく、発達障害のサポート機関を頼るのも、結果的には子供のためになるはずなので迷わず頼るようにしてください。たとえ発達障害の子供だったとしても、周囲が発達成長を正しくサポートすることができれば、十分に社会に適応していけるので安心してください。
