発達障害 原因 治療

発達障害のどうやって診断

我が子が発達障害なのかどうかをどのようにして診断されるのか、親としてはとても気になるところです。発達障害というのは、自閉症や高機能自閉症、アスペルガー症候群が含まれる広汎性発達障害、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)、言語発達障害、知的障害などの総称となっています。

 

発達障害の診断というのはとても難しくて、複数の症状が重複していることもあるようです。実のところ発達障害の明確な原因というのは、まだ十分に解明されていないのですが、先天的な要因によって、しつけや育て方などはまったく関係ありません

 

発達障害を診断する場合には、中枢神経系の器質的な疾患の検査をする必要があるために、発達障害診療医師か小児神経専門医に診断してもらう必要があります。それ以外の医師による発達障害の診断では、誤診が起こる可能性が高いですし、気休めのようなことを言われると逆に不安がつのるだけの結果に終わることも多くあります。

 

もちろん、専門の医療機関以外に相談しても、発達障害の診断をしてもらうことはできません。発達障害がある我が子が他の子とは違うことを認めるのは親の気持ちとしては難しいものがありますが、発達障害の診断を先延ばしにしても、親子共につらいだけです。

 

できるだけ早めに診断を受けるようにして、適切に対処してあげることで、子供の健全な発育にも繋がってきます。それに、療育機関での療育を受けたり、薬物療法を行うことで、発達障害の症状が軽減できることもあるでしょう。

 

発達障害をどこで診断してもらえばよいのかどうか、発達障害に関することは、各都道府県にある発達障害者支援センターに電話で相談することもできます。発達障害を放置したり、適切に対処しないと、子供が将来、ひきこもりになってしまう可能性があったり、うつ病を発症するなどの二次障害が起こることも少なくないので注意しなければいけません。